主に妊娠中期に行われることが多い、この胎児スクリーニング検査。ほとんどの産院では行ってると言っても過言ではありません。むしろ、やっていない産院であれば、他所の産院で一度、実費を支払ってでも受けることをオススメします。
では、胎児スクリーニング検査について見ていきましょう。
胎児スクリーニング検査って何?
胎児スクリーニング検査とは、通常妊婦健診で行っている超音波検査よりもより詳しく赤ちゃんの状態を調べる検査です。 通常の妊婦健診では主に赤ちゃんの大きさを計測し発育の様子を調べていますが、胎児スクリーニング検査においては赤ちゃんに異常がないかを主に調べます。
検査の時期、週数は?
中期スクリーニングは19週~24週が最も適している時期と言われており、異常を発見しやすい週数です。 日本国内における人工妊娠中絶手術は法的に22週までしか認められておらず、このことを考慮し19週~20週までの間に検査を受ける患者様もいらっしゃいます。
私個人の場合は、20週で上手く見えず。仕事の兼ね合いもあり、23週のときにしっかりと見てもらった結果、異常が見つかりました。
そのため、19〜24週のこの時期は、先生と相談しながら、あまり間を開けないように検査することをオススメします。
中期スクリーニング検査の項目
計測項目は頭部4項目、頸部、顔面4項目、胸部3項目、心臓10項目、腹部6項目、四肢2項目、脊椎、胎盤、臍帯、羊水、胎児心拍と推定体重測定です。
息子は、心臓と顔面(口唇裂)の項目でひっかかりました。
先生の様子…
いつもにこやかに、「ここが足だね〜、元気に動いてるね〜、寝てるのかなぁ?」など、様子を話してくださる先生が、無言であらゆる角度からエコーを見てました。はじめは、「赤ちゃんじっくり見れてラッキー!」なんて思っていたのも、束の間。「だんだんと不安になっていきました」
結果を聞いた後…
初めに、頭が真っ白になる。という今までになかった経験をする方がほとんどです。
「まさか自分の子が。私がいけなかったのか。食生活?ストレス?睡眠??」
本当に思っている以上に、ショックで、原因は様々な要因があって、特定できないのに、自分を責めてしまいます。また、これを、旦那さんや身内の人達に報告しなければなりません。どう伝えたらいいのか、と考えます。
ひっかかった場合、どうなる?
そのまま、その産院で産める場合もありますが、更に大きな病気を紹介されることになるでしょう。例えば大学病院だったり、こども病院です。
最寄りだったり、医療費なども考えると、基本的には、県内の病院を紹介されると思われます。
そして、そこの病院で、さらに詳しい専門医から検査をしてもらうことになるでしょう。
まとめ
中期スクリーニング検査は、お腹の赤ちゃんが無事産まれてくれるための検査です。産まれてから疾患が発覚することもよくあり、治療しようにもできない産院であることもあります。
産まれてから発覚した場合、産んだばかりで喜ばしい対面を果たすはずが、他所の病院に赤ちゃんだけ救急搬送されたり、時には命の危険にさらされることもあります。
お産に予定通りはありません。どうか、世の中の妊婦さんには、母子ともに、病気があろうとなかろうと、無事産まれてきてくれることを祈っております。
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